kick the base

Houdiniと、CG技術と、日々のこと。

第13回3DCG Meetup振り返り

去る2017/12/9(土)に3DCG Meetup#13が開催されました。本記事は各セッションの復習をしながら会全体を振り返ってみたいと思います。

第1セッション 『リモートワーク』時代を勝ち残るための戦い方を紹介します! SavePoint 3Dビューワーを使って時間の無駄を抑えましょう。

Tetsuya Nozawa(@lphing)さんエマ・デュランダル(@emadurandal)さんkiwamin(@kiwamin)さんによるリモートワークでの働き方についてのセッション!

かねてからリモートワークに取り組んできた株式会社MUGENUPさんとリモートワークにおけるデータ確認の中核を担う3Dビューワーを開発協力された株式会社GUNCY'Sさんによる強力なセッションとなりました。

プログラマのリモートワークは比較的よく聞く昨今ですが、アーティストとなるとまだまだ一般的とはいえません。

データのバージョン管理、納品物のチェック、コミュニケーション、その他諸々の問題をいかに解決していくか。についてのお話を聞くことができました。

第2セッション VRでCGの世界に行ってみる! 2

野生の男(@yasei_no_otoko)さんによるVRセッション!

第10回3DMUに引き続き最新のVR事情についてご紹介いただきました。野生さんのセッションで一番楽しいのは質問コーナーで、どんな角度からの質問にも資料も見ずにサラサラと答える氏の姿は感動モノ。パイオニアかくありきという感じです。

ちなみに本セッションで一番の収穫は「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」を知れたことですね。チャンネル登録もTwitterでのフォローもしてしまって普通にファンになってしまいました。

第3セッション C4D+mixamoでパパッとキャラアニメーションした話

やりた(@yarita_cc)さんによるC4D+mixamoのセッション!

氏の専門はAEによるモーショングラフィックスであり、その素材としての3Dという立ち位置での制作をされています。モデリングやセットアップなどに極力コストをかけない手法のひとつとして、今回はmixamoをご紹介いただきました。

3Dは様々な利用法があり、教科書通りにすべての機能を使わずとも、良い作品ができれば何を使ってもいい!という好例だったように思います。

第4セッション Substance Designerを始めてみませんか?

すずき みゃ(@suzukiMY)さんによるSDのセッション!

45分という短時間で、かつ説明をしながらあっという間にテクスチャを制作されていました。SDのパワフルさをまざまざと感じたことと思います。 英語のコンテンツは公式や有志によってネット上に多くアップされていますが、日本語で解説されており、ゼロからテクスチャを作成する手順をご紹介いただくというのはそれだけで価値があったと思います。

僕らは職業柄、英語の学習リソースにも臆せず取り組まなければならない場面が多いですが、日本語での解説は情報量が圧倒的に多いのでやはり貴重ですね。

僕自身も塩漬けにしてるSD引っ張り出さな…!と思わせていただけるセッションでした!

[ 追記 ] すずき みゃさんが詳細な説明とシーンファイルも配布したページを公開してくださいました!感謝!!!!

3DCG Meetup No13 – CG-Drops

第5セッション ローポリで見えてくるポリゴンのあれやこれ

かっぱ?(@kappa1116jp)さんによるローポリについてのセッション!

ミスター大トリことかっぱさん、今回の登壇も魅せていただきました。教科書的座学に溢れていながら同時に実務的という素晴らしいバランスに大きな満足感を得られたことと思います。

現在のリッチな端末ではあまり意識しないことでも、仕組を知ることでシビアな場面できっと役に立つはず。まさに温故知新なセッションでした。

懇親会

例のごとく和気あいあいとした雰囲気の中、楽しい時間を過ごされたことと思います。はじめて参加いただいた方もおられた模様で、ぜひぜひこの機会に色々な方とお友達になっていただければと思います。今回はWeb業界やDTP業界からも参加していただいた方がおられてとても嬉しかったです。

また次回以降の登壇希望も打診いただいたので運営サイドとしても嬉しい限り。

ぼくは毎回色んな所に顔出して近しいクラスタのご紹介とかしてるのでお知り合いがいない方でも安心して参加してくださいね!

まとめ

今回の3DMUは通常よりセッション数が多く、いつもより多岐にわたる内容に触れることができたかと思います。直接業務と関係ない話題だったとしても、「その分野の熱い人」に出会えることは刺激になると思います。

おいでよ3DMU。

そして

来年こそ関西遠征するぞい!

追記

Togetterでまとまってるので当日の雰囲気を知りたい方はぜひ

3DMU #13 - Togetter