2019/5/18(土)に3DCG Meetup#15が開催されました。本記事は各セッションの復習をしながら会全体を振り返ってみたいと思います。
- 第1セッション さっくり作れるキャラクターアニメーション Akeytsuのお作法と注意点について
- 第2セッション ExtendScriptの最新開発環境とCEPについて
- 第3セッション Houdini Step Zero - 旅立ちの準備
- 第4セッション 【新基軸】UVどう切る?問題集
- 懇親会&2次会&3次会&4次会
- 反省点
- まとめ
第1セッション さっくり作れるキャラクターアニメーション Akeytsuのお作法と注意点について
Zmix(@mixz_waterisle)さんによるAkeytsuのセッションでした。 本セッションではAkeytsuを用いたキャラクターアニメーションについて、包括的な使用法やつまづきやすい点をお話しただけました。
Akeytsuは独特なUIのため、本セッションを先に受講することによって導入のハードルが下がったことと思います。
特に会場がザワついたのがライブアニメーションによるCyclemaker実演。ものの数分で歩きモーションができあがるという驚きの速度感に会場はボルテージマックスでした。(本職モーションのZmixさんだからこその手際の良さもあったでしょうが)
スライドも100ページ超えの力作ですのでじっくりと学習にお役立てください!
第2セッション ExtendScriptの最新開発環境とCEPについて
こうちゃん黒猫まみれによるAdobe ExtendScriptについてのお話!
氏の本業はiOSエンジニアであり、本セッションもバリバリのエンジニアセッションとなっていましたが、アーティストにバシバシ刺さっていて嬉しい誤算でした!(もっと狭い層に深く刺さる想定で構成していたため)
3DMUはその特性上、様々なテーマをミックスした構成にするのですが、全体の中でも高度で専門性の高い内容を担当していただきました。
しかしAdobe製品はアーティストにとっても離れられない関係であり、Houdiniセッションも控えていたおかげかツールエンジニアリングに興味を持ってくださる方が多かったように思えます。
CEPについてはHello Worldまでの記事は見かけますが、もう少し先の「面白くなってきそう」なサンプルは少ないように思います。今回の作例は「やってみよう!」と思わせてくれるものだったかと思います。
環境構築は意外と「アレ?おかしいな」となることが多いので、実演形式で受講できたのは良い経験になったかと思います!
第3セッション Houdini Step Zero - 旅立ちの準備
めんたいこによるHoudiniのセッションです。
Houdiniはパワフルなソフトなので、その魅力を語る側もあれもこれも付言しがちです。本セッションではそこをぐっとこらえて、アトリビュートのみに絞ってお話をさせていただきました。
まだHoudiniを触っていない方にもわかりやすいように、さらっとディスプレイフラグとバイパスフラグについての解説を行い、あとはカスタムアトリビュートを用いてモデリングを計画的に行う方法などを解説しました。
わかりやすいというお声をいただけたので、ひと安心です。
また僕が運営しているプロ向け動画チュートリアル、PlugsについてやHoudini互助会のHoudiniAidについてもご紹介しました。
Plugsでは講師を、HoudiniAidでは運営メンバーを随時募集しています!
第4セッション 【新基軸】UVどう切る?問題集
大トリはまーていさんによるUVセッション!
理想的なUV展開とは?永遠のテーマを参加者と対話型で勧めていった意欲的なセッションとなりました。
事前に公募していたUVに関する質問を題材に、様々な意見・ディスカッションがうまれました。
本セッションの魅力を言語化するのはなかなか難しいので、また次回以降実際にディスカッション形式のセッションにご参加された際に感じ取っていただければと思います!
懇親会&2次会&3次会&4次会
過去最高の参加人数と熱量で、二次会参加者が37人というちょっとした遠足みたいな状況になってました(苦笑)
特に良い試みだなと思ったのが食事がピザからサンドイッチに変更されたこと。これは運営であるライオンさんのアイデアで、油で手が汚れたりしないよう配慮したとのこと。こういうトライは素晴らしいですね。
4次会は運営メンバーとスタッフさん少数で朝ごはんを食べながら今回の振り返りと反省点などを話してました。まだまだ改善点があるなあという印象です。
反省点
残念ながら「反省点はゼロ」という訳にはいきませんでした。失敗を振り返るのもこれから3DMUを続けていく上で大切なことだと思うので記していきます。
キャンセルポリシーについて
今回は過去最高の参加人数を記録したこともあり、それに比例して当日キャンセルと無断キャンセルが発生しました。
キャンセル
日付 | 人数 |
---|---|
前々日 | 1名 |
前日 | 6名 |
当日 | 17名 |
無断キャンセル
日付 | 人数 |
---|---|
当日 | 10名 |
トータルで27名。これは看過できない人数です。
いままで当勉強会は体調不良や突然の事情も考慮してペナルティを設けないできましたが、これほど数が多くなってくると補欠参加者の参加機会を奪ってしまったり、ケータリングの確保に問題が生じたり、会全体のモチベーションに影響が出てきてしまいます。
よって、今回から当日キャンセルや無断キャンセルを複数回された方は参加をお断りすることといたしました。
何も難しいことではなく、登録をしたら当日までに体調やスケジュールを万全にしておき、来ていただければ問題はありません。どうしても雲行きがあやしくなれば最悪でも2日前にキャンセルをさせていただければOKです。
過去15回のキャンセルを確認したところ、すでに複数回行っている方も見られましたがそれらは不問とし、今回より起算しますので、今回該当された方は次に当日キャンセル・無断キャンセルを行うと以降永久的に参加資格を失いますのでご注意ください。(連続ではなく累計2回です)
もちろんこれから先17回、18回と会が進んでも、カウントは消滅しません。参加したいという意思があれば来ていただければ問題はありませんので。
また、参加資格を失った場合もアカウントを作り直して参加することが可能ですので、当勉強会にはじめて参加される方やアカウントを作って間もない方には個別にご質問をせざるを得ない状況になるかもしれません。
今回の処置でも減らないようであれば事前決済という手段を取る必要も出てくるかもしれません。
運営としてもそれは避けたいので、重ねて下記を守っていただけると幸いです。
- 参加をしたら必ず来る。
- 参加できなくなったらキャンセルをする。
- スケジュールがわからない状態では参加表明をしない。
以上よろしくおねがいします。
ドタキャンや無断キャンセルがどのような悪影響を引き起こすかという記事は下記を参考としてください。
まとめ
反省点もありましたが、過去最大の参加者数も記録し、大成功を収めたと言ってよいでしょう。
実は次回の登壇希望は半数以上のお声がけをいただいており、少なくとも今年中には開催できる見込みです。(主催の体力と相談)
素晴らしいセッションをご用意してくれた登壇者の皆さん、忙しい中参加してくれた皆さん、会場をご提供してくださった株式会社ドリコムさま、そして手厚いサポートをしてくれたスタッフの皆さん。この場を借りてお礼申し上げます!