2020/10/24(土)、テーマに沿ったシーンを事前に作成していただき、当日に発表形式で見せ合う勉強会である第2回Houdiniゆるゆる会を開催しました。
過去の反省点を見事に克服した満足度の高い勉強会になったと自負しています!!(自画自賛)
前回と比較してより振れ幅の広い作品が集まり、個人的にもゆるゆる会の面目躍如といった趣でした。定期開催したいと思っていますのでTwitterハッシュタグ#YuruHoudiniをチェックしていただくか、Houdiniゆるゆる会Connpassグループにご参加いただくと募集開始が通知されるかと思います。
シーンファイルのダウンロードが可能です
振り返り
シーンファイル
こちらからダウンロードいただけます。
発表枠について
Houdiniというツールの特性上、難易度・クオリティの高い発表も多かったですが、DCCツールも勉強し始めたところですという方もご参加いただいてとても嬉しかったです。
誰しも最初は初心者です。発表者として参加するにはハードルが高く感じるかもしれませんが、その分得られるものは段違いですので、ぜひ発表枠で参加してみてください。みんな優しくアドバイスしてくれますよ!
見学枠について
見学枠の方はシャイな方が多い模様で、今回も静かな感じでした。※ 小出さんには前回同様知見の共有・アドバイスにおいて大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
Twitter実況について
割と頑張ってツイートしたのですが、まだまだ少ないなという印象です。Twitter枠で募集するのもありなのかなと考えています。
反省
前回の反省を踏まえて
前回上がった反省点は下記のとおりです。
内容 | 対応 |
---|---|
雑談・アイスブレイクの時間がほしい | 対応完了 |
登壇順は早めにシェア | 対応完了 |
発表者が孤独になりがち | 対応完了(クロサワさんと僕とでフォロー) |
ZoomURLの連絡について | 対応完了 |
ノイズ問題 | 問題は発生したものの短期間で鎮静化 |
Zoombombing対策 | 方向性確定 |
どうですか!?ほとんどすべての項目に対応しましたよ!!(ドヤァ)
一歩でも前に進んでいくことが大切です。それは学習でもコミュニティ運営でも全く同じ。次回も気を引き締めて行きますよ!
今回発生した問題点と反省
これは運営サイドの努力とは別の課題なのですが、ConnpassとPaypalの連携不具合が無視できないレベルで発生していました。その際個別に参加者の方と連絡をとる必要があり、運営としても参加者の皆様にもコストがかかる結果となってしまいました。
本問題の抜本的な解決は両サービスの連携不具合を直していただくしかないのでいちユーザとしてはどうにもならないのですが、暫定的な対応として抽選方式の不具合対応枠を作ることで乗り切れそうということはわかりました。
今回は不具合対応枠をひとつだけしか作っていなかったため、発表枠か視聴枠かわかりにくかったという反省点がありました。これに関しては不具合対応枠も視聴者用と参加者用を2つ用意することでよりスムーズなオペレーションができるかと思います。
Trelloのファイルサイズ制限について
参加者の皆様のご厚意により、今回もシーンファイルの配布を行うことができましたが、添付ファイルサイズ上限が10MBとテクスチャやジオメトリデータを含んだデータはそのままの配布が難しいという形になっています。
ここは次回から募集ページに明示しておくこととします。
定期開催に向けて
after coronaからwhit corona社会において、オンライン勉強会という選択肢は現実的なものかと思います。
近々はオンラインでの開催になると思いますので、参加者の方々に安全に学びの場を提供するというポジティブな面を伸ばしていきたいと思っています。
そして運営サイドのケアも拡充できればと考えているので、我こそは!という方はぜひぼくまでご連絡ください。(会の趣向上Houdiniユーザーであることが望ましいです)
僕の発表内容について
僕の作例はハンバーグで発表内容のポイントは下記の通りでした。
- Time DependencyとObject Merge
- Max/Min/AverageSOPの改造バージョンの紹介
- pyrosourceのカスタマイズ(density attributeの追加)
- Smokeのキャッシュのとり方
- カスタムシェーダの作成
- カスタムAOVの書き出し
- Render Dependency
ビルトインノードの改造に関してはHoudini Advent Calendarの記事で解説する予定なのでここでは触れません。
特に難しいことはやっていませんが、モデリング、シミュレーション、シェーダ、レンダリングまで一通りの工程が入っているので初学者の方にはご参考になるかもしれません。
Togetterまとめ
こちらに当日のツイートをまとめています。
チャットの有効なテキスト抜粋
前後の流れがないので参加されていない方にはわかりにくいかと思いますが、ライブ感のおすそ分けということで。
最近知ったんですけど、bevelはpolybevelにあるignore flat edgesでも良い感じになりますよ~:) polybevelノード内の、exclusion -> Ignore Flat edgesです:)
このページにHoudiniで予約済みのアトリビュート名の一覧が載ってますー! Houdini 18.0 > ジオメトリ > ジオメトリのアトリビュート
ビールの水滴等のランダムな位置に出現するポイントの場合はscatterのpointの位置のスムーズ(?)をオフにした方が良いと思います。
pyro solver sop でシミュする場合はexport タブでvelマージされたVDB16bit出力ができます。
Melt Objectっていうそのまんまのシェルフがありますよ!
Labs Mesh Tilerつかってもいいかもしれませんね
@P=lerp(@P,minpos(1,@P),0.8);
とかでうなぎ表面にタレサーフェスを引き寄せるの良いと思う
まとめ
反省点は乗り越えていく!より参加しやすい勉強会を目指していくので次回もみんな軽率に参加してくれよな!!