こんにちは。めんたいこです。皆さんいかがお過ごしでしょう。
来る2023年7月15日(土)、22日(土)、29日(土)にBornDigital様主催のワークショップにて初心者向けのHoudini講義をさせていただく運びとなりました。
※ こちらは2023年3月に開催された講義のご高評を受けての再演となります
本記事はこの講座のターゲット層と目的についてご説明するものとなります。受講を悩んでいる方の判断材料に慣れば幸いです。
目次
講師紹介
講師は何者?と思われる方もいると思うので簡単に自己紹介を。職掌としてはTAであり、Houdinistとして活動しています。
メンター・チューター・コンサルティングもお仕事としてお請けすることもありますが、ゲーム・ノンゲーム問わず設計・実装を行う現役のアーティストです。
フリーランスとして活動しているためSNSなどではプロジェクトのお話をすることは皆無(NDA大事)ですが、個人の研究成果などはSNSや勉強会などで情報発信をしています。
はじめに
私はメンター・チューターを業務で行う関係上、Houdinistとして経験を積んだ現在でも初心者向け~上級者向けまで幅広くチュートリアルを研究しています。諸先輩方のたゆまぬ努力によって、今では数多くの学習リソースに触れることができます。パイオニアの先輩方は荒野を歩んでこられたと思うので、ざっくり「いい時代」ということができるでしょう。
ただし、そのあふれる情報の中で思うことがあります。
- 手順をなぞるようなものが多く、「なぜそうなっているか」という解説が不足している
- 特に概念に関しては第一言語で学んだほうが圧倒的に効率が良い
- 作例に沿った局所的な知識ではなく、初学者のうちは体系的な理解が必要
- ツールのバージョン違いに混乱することなく基礎を固めたい
これらを網羅する教材は見当たらないため、ないなら自分で作っちゃおうというのが今回の講座となります。
本講義では下記をモットーに設計しています。
- HowよりWhyを合言葉に、なぜそのノードを選んだか、なぜそのオプションを使うのかを理解しながら学びを深めます
- たとえ話などを多く用い、イメージを膨らませながら概念の本質に迫ります
- SOPをベースにアトリビュートのコントロール・データの正規化など、どんな表現にも通じる基礎を学びます
- 講義の3日間はHoudiniの現行最新メジャーバージョンを使用し、互換性などのノイズなく集中する環境を作ります
徹底的に初心者向けにチューンナップした講座になっているため、多くの学びを得ることができるでしょう。前回の受講生の声をご覧いただければ大変高い評価をいただいたことが伝わるかと思います。
以下、Twitterで頂いた皆さんのツイートをご紹介させていただきます。
「Houdini初級講座」受講完了しました!
— イワナガ@Houdini🔰 (@iwanaga_3dcg) March 19, 2023
1回9時間にも及ぶLIVE授業にもかかわらず、めんたいこさん(@kickbase )の「絶対に理解させる!置いてけぼりしない!」という気概を節々で感じる内容で、僕にとっては忘れられない3日間となりました。
ありがとうございました!
復習頑張るー! https://t.co/1ja7nhrqTn
めんたいこさんのHoudini講座
— S.KOTAKA (@Seu_Kun_) March 19, 2023
今まで色んなチュートリアルを買ってきたけど、ダントツで1番分かりやすかったです…!
Houdiniはなんかすごいで終わるんじゃなくて、ちゃんと自分で考えて実践して、理解した上でHoudiniを楽しいと思える、好きになれる素晴らしい講座でした!
めんたいこ先生(@kickbase )の3日間の講座を受けてモヤモヤとしていたところが少しずつ晴れていき今まで右から左に流れてしまっていた情報が少しずつ脳に引っかかって入ってくる様になってきました!まだ全てを理解できていないので復習しながら定着させていきたいです!ありがとうございました!😊
— 光 (@kou361angra0) March 19, 2023
特に下記に当てはまる方々に受講していただけると嬉しいです。
- 独学でHoudiniを勉強しているけど使えるようになる気がしない
- 断片的な知識はインプットしたけれどそれらが一本に繋がらない
- Maya,3ds Max,BlenderなどのDCCツールは通ってきたが、戸惑いが強い
- 単純に難しすぎて挫折してしまった
カリキュラムについて
_人人人人人人人_
> 無茶苦茶多い <
 ̄YYYYYYYYYYYYY ̄
です(苦笑)
しかし、講師がかっ飛ばして説明して教えた気になるというものではなく、段階的にステップアップし、受講者自身で手を動かしながら知識の定着をはかるというものになっています。
カリキュラムそのものは「この順番で学ぶべき」という信念のもと作成しているので、前回と大きく変更される部分はありませんが、反省点をふまえてより理解しやすい講座へとバージョンアップしております。
前回同様動画アーカイブも配信されると思いますので、何度も繰り返し見ていただき、ぜひ基礎を体に染み渡らせていただければと思います。
[ 追記 ]
担当者の方よりアーカイブ配信ありとの確認が取れました。予定があり欠席する日があっても安心ですし、参加された日の復習にもお役立てください。
また本講義はHoudini Apprentice(無料体験版)ご使用でも問題なく受講できます。配布ファイルも開くことができますので、ご安心ください。
まとめ
Houdiniはイージーではないが、シンプルだ。
これは僕がよく使う言葉です。Houdiniは正直難しいです。コンピューター・グラフィックスの本質的な難しさと向かい合う瞬間が多くあります。ですが、強いロジックを身につければいつでもその考え方を利用することができ、難題に取り組む際も安心して取り組むことができます(大変ではあるにせよ)。
このHoudini全体を貫くシンプルで強いロジックに指をかけるお手伝いをさせていただければ幸いです。
では、講座でお会いしましょう。