今回は自分用に知見を貯めておく技術ブログを作った話について。
外向きのブログはこの記事を書いているkick the baseにて発表していますが、まだ自分の中でまとまっていない知識や考え方、公開するまでもないメモに関して備忘録的に管理できる非公開ブログがほしいと思っていたので作りました。
特にいま僕が注力しているHoudiniはノードの数が多く、かつそれぞれのノードで設定するパラメータの理解が必須であり、小さなサンプルファイルをそれぞれ自前で用意することで知識の定着化を狙っています。
そこで、ブログフレームワークの要件として下記をあげました。
- 導入が簡単であること
- マークダウンで記事を書けること
- 記事のマークダウンファイルとサンプルファイル、画像ファイルなどが一元管理でき、ポータビリティがあること
- 公開することになった際手順が煩雑でないこと
- Vimから出ないで良いこと
これらを満たす技術として、Hexoを選択しました。
Hexoの導入記事などは世の中に溢れていますので、カスタマイズ方法などについては割愛し、決め手になったメリットについて書いていこうと思います。
導入が簡単であること
Node.jsが入っていれば、これだけでインストールできます。
$ npm install hexo-cli -g $ hexo init blog $ cd blog $ npm install $ hexo server
コマンドの説明は省略しますが、非常に簡単ですね。基本的に記事はMacで書いていますがWindowsでも簡単に導入できるでしょう。
マークダウンで記事を書けること
これは必須の要件でした。マークアップ書きたくなーい。リッチテキストエディタも使いたくなーい。という理由です。
こんな感じでサンプルファイルへのリンクも簡単。メモを書くことに集中できます。
ちなみに本ブログ(はてなブログ)もマークダウンで書いてます。
記事のマークダウンファイルとサンプルファイル、画像ファイルなどが一元管理できポータビリティがあること
Hexoではsourceディレクトリに記事、画像、サンプルファイルなどを一元管理できるので、ここをDropBoxにシンボリックリンクを貼って管理しています。
DropBoxが繋がりさえすればどのマシンでも記事を書くことができ、手軽にいつでも利用できる点がメモとしてポイント高いです。
VimやEmacsがなくても急ぎの際はメモ帳でも良いのでパパっと書けるのは良いですね。
公開することになった際手順が煩雑でないこと
現在は公開予定はありませんが、もし公開することになったときにデプロイが簡単であることは重要です。
GitHub PagesやHerokuなどを使えば簡単にデプロイできます。素敵。
Vimから出ないで良いこと
記事はぼくのメインエディタであるVimで書くのですが、いちいち記事のマークダウンファイルをFinderで作成してサブディレクトリに移動して…なんてことはしたくありません。
Vimならカレントディレクトリをblogルートにしておき、:!hexo new facet
とかコマンドを実行してあげればfacet.md
が生成され、作成時のタイムスタンプも入ってるので簡単に管理できますね。
もちろんファイルの移動もVimから行えます。
家から出ない。Vimから出ない。最高です。
蛇足ですがサーバ起動も$ hexo server
で一撃です。
もちろん上記コマンド実行はEmacsでもできます。争いの種にならないよう記載しておきます。
まとめ
静的サイトジェネレータの話題などはいまさら感満載ですが、個人用の技術メモで悩んでる方にはHexoおすすめだよという記事でした。
またHoudiniの学習にあたってはテキストだけではなくサンプルファイルを自作するといいのかなという結論に落ち着いています。複雑なシーンにトライするのも大切ですが、ノードが血肉になるまでは小さいサンプルをいっぱい作ることになりそうです。
Houdini難しいんじゃー。