kick the base

Houdiniと、CG技術と、日々のこと。

Substance: 第8回 Substance Designer ゆるゆる会に参加しました

はじめに

本記事は2020/10/17に行われた勉強会、第8回 Substance Designer ゆるゆる会に参加した記録です。

こちらの勉強会は「テーマに沿ったマテリアルを事前に作成し、当日に発表形式で見せ合う勉強会」となっており、参加者が能動的に学び合う場となっています。

今回のテーマは「スタイライズド」。抽象度が高く難しかったですが、ぼくはレンガ的なやつで参加させていただきました。

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Houdini/Cavalry: カフェウォール錯視を異なるアプローチで作成してみる

Cavalryというツールをご存知でしょうか。今月メジャーバージョンでリリースされたばかりのモーショングラフィックス・ジェネラティブアート・データビジュアライゼーションなどを得意とした新しいツールです。

直接的な対抗馬としてはAdobe After Effectsになるかと思いますが1、パラメトリックなフローを強く打ち出しており、個人的にかなり注目しているツールです。

まだまだ日本語の学習リソースは少ないのですがmasaya ishikawaさんがYoutubeチュートリアルを作成されていたので、そちらで勉強させていただきました。

そして欲深いHoudinistのぼくは「これHoudiniでやるとどんなアプローチになるかな?」と思ってトライしたところ、その違いが非常に興味深いと思いましたので備忘録としてここに記します。

シーンファイルのダウンロードが可能です


  1. 対抗馬はAnimate(旧Flash)なのではないかなど諸説あり

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Houdini: 第1回Houdiniゆるゆる会を開催しました!

2020/8/22(土)、テーマに沿ったシーンを事前に作成していただき、当日に発表形式で見せ合う勉強会であるHoudiniゆるゆる会を開催しました。

僕自身オンラインでの勉強会を初主催ということもあり、不手際の目立つ結果となってしまいました。参加者の皆さん、共同主催していただいているクロサワさんにもご迷惑をおかけてしまい、次回より良い会になるようシステム面から見直していきたいと考えています。

しかし上記問題点は置いておいて、発表者の熱量・工夫・テクニックは目を見張るものがあり、様々な知見が得られる素晴らしい会だったと思っています。定期開催したいと思っていますのでTwitterハッシュタグ#YuruHoudiniをチェックしていただくか、Houdiniゆるゆる会Connpassグループにご参加いただくと募集開始が通知されるかと思います。

というわけで、反省点と僕の発表についてのご紹介を以下に行います。

シーンファイルのダウンロードが可能です

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AmazonのURLを短縮するブックマークレットを作った話

今回はものすごく小さなTipsです。

AmazonのURLってえらい長くて、Tweetするときとか困ることありますよね。こんなのとか。

https://www.amazon.co.jp/ROCCAT-%E8%B6%85%E8%BB%BD%E9%87%8F%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9-Owl-Eye-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-ROC-11-730/dp/B07Z33RNW4/ref=sr_1_7?dchild=1&keywords=ROCCAT&qid=1594094394&sr=8-7

これを下記状態に整形してクリップボードにコピーしてくれるBookmarkletを作りました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z33RNW4

URL短縮サービスAPIなどは利用していないので、AmazonのURL仕様が変更なければずっと使えるかなと思います。

ちなみに上記URLは僕が愛用しているゲーミングマウスROC-11-700-ASの後継機です。ROC-11-700-ASはディスコンぽいので買っておこうかしら。

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Houdini: 初学者への教材作成に役立ちそうなツールをいくつか作りました

Houdini楽しんでますか?僕の方はおかげさまで通常の制作のお仕事とは別に、個人レッスンのご相談をいただいたりして日々頑張っています。

Houdiniはとても高度なツールなので、最初のうちは一つ一つの概念を丁寧に教えることに重点を置いていますが、ある程度下地ができてきた頃にレッスンとは別に宿題を出しています。宿題の取り組み方は下記のとおりです。

  1. 最終絵(一枚絵 or 動画)を見てもらい、それを自身で組んでもらう
  2. Houdiniはノードが多岐にわたるため自分ではまだ有用なノードが探せない場合は、ヒントとなるネットワークを見ながら進めてもらう
  3. ヒントとなるシーンは最終的なネットワークから「全部ワイヤーを切った状態(ノードだけある状態)」とする

これに取り組んでもらうことによって、使用するノードを限定しつつHoudiniらしい考え方を体得してもらうことに近づけるかなと思っています。

上記教材を作成する補助として下記ツールを作成しましたのでそちらをご紹介します。

  1. 現在のビューポートを画像として書き出すツール
  2. 選択したノードのコネクションを切るツール
  3. 選択したノードのコネクションを切り、パラメータをデフォルト値にするツール
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クリエイティブの力でコロナ危機に立ち向かおうぜムーブメント、はじめました。

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コロナ危機の影響でフリーランス・正社員ともに先行きの不透明な生活を送っている方がおられるかと思います。すでに直接的な影響が出始めている、収束の見通しが立たないため不安だ、危機が去ったあとの案件が確定しない等、厳しい現状と直面していることでしょう。

そこで、クリエイティブ職(アーティスト・デザイナー・プログラマー等職業・職責は不問です)についている我々が自身の持っている知識を共有しあい、技術の力で未来を明るくしていこうという活動を開始しました。 本活動はボランティアベースとし、ハッシュタグfac (Fight Against COVID-19)にて動画チュートリアルやブログ記事の執筆、無料でのツール・スクリプトの配布など、各人ができることで皆の不安を解消し、来るコロナ危機後の世界に備えて行きたいと考えています。

本活動にご興味があるかたは私のTwitterアカウントまでメンション or DMをいただければ同士のDiscordサーバへご招待します。ぜひお気軽にお声がけください。

また、本活動のすてきなロゴデザインはすぴかあやか(@spicagraph)さんに作成していただきました!知識のバトンを渡す本活動にみなさんもぜひご参加ください。

参加してくださった皆様のURLなどは本記事にて集約・アップデートしていきます。

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