kick the base

Houdiniと、CG技術と、日々のこと。

最高のデバイスを求めて - マウス編

時は2020年12月。Macbook Airを購入した頃にさかのぼります。「MBAは入力端子がUSB-Cふたつしかないし、インターフェースは全部無線にしようかな」と思ったのが沼への入り口でした。まずはマウス編です。

  1. 長時間使用する
  2. 手は小さい方だ
  3. デバイスにはこだわりたい

これらを満たす旅が、今始まります。

僕が実際に購入・使用したマウスの評価も書いてあるのでご参考になるかと思います

[追記] 一旦求めるマウスが見つかったのでこれでいきます!

僕の手について

f:id:kickbase:20210114001926j:plain

画像の通り、手のひら根本から中指までが17cm、手の幅が9cmです。一般的な成人男性の手と比べ小さい方かと思います。これをご参考にしていただくとよいかと思います。

愛機 ROCCAT Kone Pure

www.amazon.co.jp

まずご紹介しておきたいのが現在の相棒であるROCCAT Kone Pureです。こちらは有線のゲーミングマウスなのですが、4年前に購入したにもかかわらず未だ現役バリバリで僕の制作活動を支えてくれています。当時一万円ちょっとしましたが十分お釣りが来る素晴らしいプロダクトだと思っています。

このマウスのよいところはなんといっても92gというその軽さ。長時間の作業でも疲れません。また、サイズとしては 12 x 7 x 3.3 cmとそれなりに大きいのですが、かぶせ持ち*1だとバッチリフィットします。クリック感も最高で、特に中ホイールマウスの操作感は3DCGマンとしては超重要です。

今でもこれを超える楽なマウスは現れていません。デメリットとしては

  1. USB接続の有線タイプ
  2. 現在ディスコンになっていて廉価版しか購入できない

この2つです。しかし特に2が悲しい結末を引き起こします。

ROCCAT Kone Pure 2017

www.amazon.co.jp

これROCCAT Kone Pureの廉価版なんですけど、なんかこうショボくないですかね…88gとより軽量化が図られたのは良いんですけど、質感というかなんというか、使い続ける気にならないというか…

ここがダメ!という明確な欠点はあまりないのですが、なんとなく全体的にダメという評価に。

うーむ残念。

そもそも有線なので今回の僕の目標とは違うというのもありますが。

ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール Ergo M575

www.amazon.co.jp

新機軸ということで、トラックボールマウスにも挑戦しました。トラックボールマウス自体は悪くない体験だったのですが、このErgo M575とは相性が悪かったです。

デメリットとしては下記の通り

  1. 全体的に右斜め下方向に流れる形状で、手首を少し右回転させて使用するマウスだったため、負担が大きかった
  2. 上記形状によるものなのか、右クリックを誤打する事が多かった

こちらは僕の姿勢や手の形にもよることが大きいと思うのですが、常用するには厳しいということで一週間ほどで早々にリタイアとあいなりました。

これからトラックボールマウスを購入検討されている方は、機体の角度をよく確かめて購入するのがおすすめかもしれません。

ちなみに僕が実機を触ってみて良さそうだったのは下記マウスでした。

www.amazon.co.jp

手首が机と平衡に近いタイプで薬指のクリックも良好でした。ただしクリック感が若干軽めで押し返しも弱い印象がありました。現在未購入ですが、買うかもしれません。安いし。

また、ロジクールの最高峰であるMXシリーズのトラックボールマウス版、MX ERGOは機体の角度を変更できるようなので、こちらも候補になるかもしれません。僕は未検証ですが。

www.amazon.co.jp

[ メインから降板 ] ロジクール MX Master 3

www.amazon.co.jp

名機と名高いMXシリーズ。現在メインで使用しているマウスになります。

噂通りの高機能っぷりで良いなと思うところも多いのですが、微妙なところも多々あり、今後乗り換えの可能性もあります。購入を検討されている方はぜひご一読ください。

[ 追記 ] 後述のRazer Pro Click ワイヤレス マウスに乗り換えました。

良い点

Youtube動画やブログなどで多く紹介されているので個々ではかんたんに触れますが、メリットは下記の通りです。

  1. 無線(BT or Unifying)
  2. ひとつのマウスで3台まで接続切り替え可能
  3. 横スクロールホイールが独立している
  4. Mac/Win両対応のマウスカスタマイズアプリケーション(Logicool Options)がある
  5. 高速スクロールが可能*2

単純に取り回しがしやすいですね。僕は3DCG制作用のWindowsとTwitter用(!?)のMacを切り替えて使っているので、机がスッキリとします。

また地味に便利なのが横スクロールマウスですね。僕はTwitterをTweetdeckクライアントで閲覧しているのですが、小さいディスプレイのノートPCなどでは左右が見切れてしまうので横スクロールが気楽にできるのはなにげに便利です。

悪い点

これはプロダクトが悪いということではなく、僕の手に合わないという相性の部分が多いことを先に記載しておきます。

  1. サイズがでかい&形状が独特(12.5 x 8.4 x 5.1cm)
  2. 重い(142g)
  3. 中クリックが少し固い(強く押し込む必要がある)

まずサイズに関してですが重要なのは高さの5.1cmの部分。ROCCAT Kone Pureに比べて1.8cm高いです。ここが賛否両論のところかと思いますがマウス先頭から3分の2ほどの部分にグッと盛り上がりがあります。ここが手の小さい僕には非常に邪魔でした。そして長時間使用しているとその盛り上がり部分が手のひらを圧迫してくるような感覚すらしてきます。

そして重さ。マウスは持ち上げてブンブン振り回すものではありませんが、やはり左右に大きく移動する際などはストレスを感じます。(特に僕はMacでホットコーナーにミッションコントロールを割り当てており、画面4隅への移動は結構するため)

そして中クリックの重さ。これは3DCGマンだと気になるところではないでしょうか。

このように悪い点は実機確認すれば判明するところなので、購入前にはぜひ店頭で試されることをオススメします。僕は田舎住まいのため実機展示しているお店が近隣になかったのでAmazonガチャを引くしかありませんでしたが(泣)

マウスの持ち方を替えてみたらいいのかしらと思い、かぶせ持ちからつかみ持ち・つまみ持ちにしたら楽になるかな?と思い試しましたが、劇的な変化はいまのところありません。

参考サイト:

nekops.com

ひとつ前のバージョンであるMX MASTER 2Sは気になる盛り上がり形状が見受けられないため、もしかしたらこちらのデバイスのほうが僕にはあっているのかもしれません。実機を触れる機会があれば試して購入してみようと思います。*3

www.amazon.co.jp

エレコム ゲーミングマウス Mサイズ 8ボタン 【ARMA】

www.amazon.co.jp

ここで禁断のダークホース、ARMAの登場です。このゲーミングマウスは当初の目的と異なりUSB有線タイプになるのですが、手のフィット感があまりに素晴らしくたまらず注文してしまった逸品になります。

注文中なのでまだ手元に届いていないため長時間のテストはしていないのですが、もしかしたら無線の魅力も押しのけてこのマウスが相棒の座を射止めるかもしれません。

[ 追記 ] 届きましたが後述のRazer Pro Clickマウスがメインになったため開封せず。いつか使う日のためとっておきましょう。

10.6 x 7.2 × 4.3 cmというサイズ感といい約84gという軽さといい理想的と言え、かつ多ボタンの配置が実にしっくり来ます。*4

お値段も手頃ですし、まずは届いたら業務で使ってみます。相性が抜群だったら2,3個は予備在庫として買っておきたいですね。

[ 現状のメイン ] Razer Pro Click ワイヤレス マウス

www.amazon.co.jp

調べてたらまた良さそうなやつを発見。Razerの無線(BT/2.4ワイヤレス)でマルチペアリング。MX Master3と比べてシンプルな形状です。

106gとちょっと重めですがMX Master 3よりは軽く、そして高さが4.6cmとこれまたMX Master 3より少し低め。*5あとはクリック感・強さとかが知りたいんですけど、秋葉原まで行かないと実機触れないかな…(とか考え始めると通販で買ったほうがいいっていう)

検証動画いいのが見つかったので貼っておきます。

こちらも今後購入予定です。

買いました。こちらがメイン機になったのでレビューを追記します。

パーフェクトとは言いがたいのですが、普段の業務で扱うのにはバランスがよく及第点というかたちになりました。Razer自体もあまり本製品をガンガン推してるわけではなさそう(多くの店舗で在庫が少なめ)なので、こちらを複数ストックしておきたいと思います。

下記メリットとデメリットです。

メリット

  • エルゴノミクスデザインが心地よい(かぶせ持ちでフィット)
  • 左右ボタン・中クリックの反応・強さが絶妙
  • サイドボタンの位置も押しやすい配置
  • 蛇が描いてない(重要)
  • マルチペアリング便利

デメリット

  • 性能の割には高い
  • 実測106gは長く使ってると重く感じる
  • ハウジングが少々安っぽい(縁取りの銀色のとことか)
  • 高さが少々ある(これは手のサイズとの相性によるところが大きいけれど)
  • 充電ケーブルがUSB-CではなくマイクロUSB
  • カスタム設定用のソフト、Razer Synapse 3は不安定との声をよく聞くので入れていない
  • スクロールホイールはかなり回さないと移動しない印象

ということであくまで普段使いにおいては十分に合格点という判断でこちらをメインに据えました。もっといいマウスもあると思うけど、デバイス探求は時間もお金もかかるしね。

いつかまた再燃したらレビューしていきます。

まとめ

僕のマウスを探す度は終りを迎えることができるのか。一旦これにてマウス探しの旅は終了。次はキーボードや…

続報をお待ち下さい。

*1:手全体をくっつける方法

*2:下方向のスクロールはしやすいのですが、上方向に高速スクロールしにくいのでサイドボタンにHOMEキーをアサインすることをオススメします

*3:ただサイドボタンと横スクロールホイールの配置はMX Master 3の方がよさそうなんだよなぁ

*4:物によってはサイドボタンが押しにくくほとんど3ボタンマウスとして使用してるなんてこともあるかと思います

*5:12.7 x 8 x 4.6 cm