今回はMacのFinder*1のみを使って複数ファイル名を変更する方法についての記事です。機能としては2014年のOS X Yosemite(10.10)から実装されていましたが、知らない方も多いかと思い記事にしました。(ぼくは最近知りました)
また副次的ではありますが本記事用にPythonでランダムなファイル名をもつテキストファイルを複数作成するツールを作ったので、そちらについても連載記事として解説していこうと思います。
執筆時の環境
OSX 10.11.6 (El Capitan)
複数ファイルのリネーム
下記のようにout
フォルダ内にランダムなファイル名のテキストファイルが10個入っています。
. ├── 6iAhME8j.txt ├── 9WSnQ30Y.txt ├── CBxx6VWx.txt ├── EIH8NxX4.txt ├── EmPfGtp0.txt ├── GAlgbi2Y.txt ├── KutfTmuH.txt ├── bPodxnY3.txt ├── ikfnzaym.txt └── kreC9oHY.txt
これをこんな感じに連番リネームしてみましょう。
. ├── sample_text1.txt ├── sample_text2.txt ├── sample_text3.txt ├── sample_text4.txt ├── sample_text5.txt ├── sample_text6.txt ├── sample_text7.txt ├── sample_text8.txt ├── sample_text9.txt └── sample_text10.txt
操作動画を見れば一目瞭然ですが、念のため手順をまとめておきましょう。
- 10個のファイルを左ドラッグで全選択
- 右クリックメニューから「10項目の名前を変更」を選択
- プルダウンメニューから「フォーマット」を選択
- 今回は下記設定としました。
項目 | 設定 |
---|---|
名前のフォーマット | 名前とインデックス |
カスタムフォーマット | sample_text |
場所 | 名前の後 |
開始番号 | 1 |
これで「名前を変更」を実行すればリネームは完了です。
項目を変更すれば複雑な条件にも対応でき、なによりFinderだけで完結できるので便利ですね。ぼくは発見した時思わず「おーっ!」と独り言を言ってしまいました。
ぼくはこの手のファイル操作はコマンドラインから行うことも多いですが、やはりGUIでパパっと変更できるとそれはそれで楽なものです。
次回の紹介
区切りが良いので本記事はここで終わりにし、ランダムなファイル名を持った10個のテキストファイルをPython*2で生成する方法についてご紹介します。
下記コードを一行ずつ説明しながら、最終的にVimと端末を行き来してPythonファイルを実行するところまでご説明します。
コードとしては簡単なものですが、ランダム文字列生成の部分などは取り回しが効くと思うのでユーティリティとしてお役に立てるかもしれません。
ちなみに上記コードはPythonのコード規約、PEP8に準拠していない部分があり、本来修正すべきですが使い捨てのツールなのでお許しを。挙動としては問題なくちゃんと動きます。またPEP8のエラー修正についても連載の最後にご紹介します。
一応エラーの箇所を具体的に言うと8行目のところで「コードが長すぎる!1行79文字以下にしろ!」と怒られてます。
エラーコードはE501 line too long
です。